2012年03月20日

OM-D EVF(電子ビューファインダー)について

OM-Dは先進の機能が小型軽量ボディーに凝縮されたすばらしいカメラで、既に体感イベントやホームページ、各カメラ雑誌のレビューなど、様々な媒体を通じてその良さが伝わっていると思います。このBLOGでも、私のおすすめのポイントを何回かに渡って連載しようと思います。ちょっとでもOM-Dに興味をお持ちの方は続きをどうぞ! 

ご存知の通り、OM-Dにはおすすめのポイントがたくさんあります。その中でもこれまでの機種と違うのはEVF(電子ビューファインダー)を内蔵しているところです。

今回はこのEVFにフォーカスして紹介いたします。

1.OVF(光学ファインダー)とEVF(電子ビューファインダー)との違い

OVFの良いところは肉眼で見ている状態がそのままファインダー越しに見えるところ。なので違和感がなく、撮影するのに気持ちがいいですよね。肉眼で見えているままが見えるのでダイナミックレンジも広い。

しかし、残念ながら現在のカメラ性能は人間の目ほどダイナミックレンジは広くないので、実際に撮影した写真は場合によっては白飛びを起こす部分もあるし、黒つぶれする部分も出てきます。(最近はそれを補うために明るさの違う写真を重ね合わせたHDR(ハイダイナミックレンジ)という技術も進化中ですが・・・)

ですので、ファインダーを覗いてシャッターを押すところまでは見ているままで見えているので心地よいのですが、どんな仕上がりになるのかは撮影後に再生してみないとわかりません。例えば露出補正をしたとしても、実際どのような明るさになったのかは撮影後にしか分かりません。

それに対してEVFは実際に撮れる状態をはじめから見せてくれます。肉眼で見ている感じと違ってダイナミックレンジも自分の目ではなくカメラの目で見た状態で見せてくれるので、撮影後の写真がどのように仕上がるのかがあらかじめ分かります。肉眼で見ている感じと違うので最初は違和感があるかもしれませんが、実際に使ってみると実にありがたいことでもあります。露出補正も補正後の状態が撮影前に分かりますし、ホワイトバランスにしても同様です。

罫線表示やマニュアルフォーカス(MF)時に便利な拡大機能など、EVFならではの機能もあります。

2.OM-DのEVF機能 
◆その1<クリエイティブ・コントロール>
OM-Dではファインダーを覗いたまま撮影に集中しながら指先だけで4つの便利な機能をコントロールできるクリエイティブ・コントロール機能が搭載されています。
1)ハイライト&シャドー(トーンカーブを使った明るい部分・暗い部分の部分補正)
2)ホワイトバランスコントロール(ホワイトバランス変更のショートカット)
3)拡大表示コントロール(部分拡大表示)
4)マルチアスペクトコントロール(アスペクト変更のショートカット)

Fn2ボタンを押しながらメインまたはサブダイヤルをまわすと上記4種類の機能切り替え。
ハイライトシャドウ.jpg

選択したところでFn2ボタンを一旦離し、再度Fn2を1度押すと選んだ機能の選択肢が画面下に表示されます。ハイライト&シャドーの場合はトーンカーブが表示されます。メインダイヤル・サブダイヤルをまわすことで設定が変更されていきます。
S字.jpg

◆その2<動体の動きをとらえる高速表示モード>
OVFはレンズを通した像をそのまま見るので実際の動体の動きとファインダーから見える像との間にはタイムラグはありませんが、EVFの場合、1秒間に○○コマというように、電気信号に置き換えた像を順次コマ送りで写しているので、動きが若干カクカク見えたり、残像で見えにくかったりという課題がありました。覚えているかたも多いと思いますが、一昔前の液晶大画面テレビでは、「倍速表示で動きに強い」といったようなPRをしていました。

今回のOM-DのEVFもそれと同様に高速表示ができるようになっていて、動体もとてもストレスなく見ることができます。メニューからギヤマーク(歯車マーク)「J」 の「内蔵EVF」のメニューでフレームレート標準と高速の切り替えが可能です。
カメラの前でゆっくり手を振っているところを標準/高速で切り替えて比べると分かります。背面ディスプレイで見ても同様に違いが確認できます。

dmf120412-115.JPG

dmf120412-117.JPG

但し、撮影モードはP/A/S/Mのどれかの場合のみ。高速表示にすると標準よりも画像が粗くちらつく場合もあります。また、フルタイムAFも無効になります。
動体をしっかり追いながら瞬間を撮影する時には是非使っていただきたい機能です。

◆その3<手ぶれ補正の効き具合が分かるモード>
これはあとでご紹介する手ぶれ補正とも関連しますが、従来ボディー内手ぶれ補正の弱点ともいわれていた部分です。シャッターを押した瞬間にしか手ぶれ補正が効かないので例えば望遠レンズで手持ち撮影する際に画面が揺れてフレーミングしにくく、実際に写すと被写体が思うところにいなかったりということもありました。
しかし、今回のOM-DではメニューからギアマークC レリーズ/連写 から「半押し中手ぶれ補正」をONにすることでシャッター半押しで手ぶれ補正が動作し、ファインダー内で揺れがとまった状態でフレーミングができるようになりました。
望遠での撮影が多い方には大きな進化点となったのではないでしょうか。
12041402.JPG

12041401.JPG


◆その4 アイセンサー搭載
ファインダー横にアイセンサーが搭載されたので、ファインダーを覗くだけで自動的に背面の有機ELとEVFとが切り替わります。
手動で切り替えたい場合はファインダー右横に配置されている切り替えボタンで手動切り替えができるようになっています。
OMD_migi.jpg

実は背面の有機ELはタッチパネルなんですが、タッチ操作をしているとこのアイセンサーが指に反応してしまって画面が消えることがよくあるので、タッチ操作をする際はアイセンサーをオフに設定した方が使いやすいかと思います。
切り替えボタンを長押しすることでアイセンサーON/OFFのメニューがショートカットで呼び出せます。
ちなみに再生画像をファインダーで確認するにはアイセンサー設定をOFFにする必要があります。

◆その5 表示切り替え
ファインダー内の表示は背面の有機ELと同じ表示(初期設定)の場合が1.15倍。また情報表示を下に集めた従来のOMやE-5のような表示にも切り替えができます。(その際のファインダー倍率は0.92倍になります)
dmf120412-108.JPG

初期設定はスタイル3
dmf120412-109.JPG

OMスタイル
dmf120412-111.JPG

E-シリーズスタイル(色違い)
dmf120412-110.JPG


さて、いかがでしょうか?これだけでも魅力的かもしれませんがまだまだ続きます。

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posted by kassy at 21:16| Comment(8) | 撮影機能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その2 以前、PENの電子ビューファインダーを見たとき多少残像が気になりました。結果を確認しながら撮影できるのはいいと思うのですが、EVFはどうも違和感ありますね。
旧製品のSP500UZもそうですが、EVFを使って撮影した記憶がありません。
小型軽量にするとEVFしか選択肢はないのでしょうけど。

その3 ボディ内手ぶれ補正の弱点!!
「そういうことか!」って今気付きましたよ。
昨日PL1sで桜の芽を拡大してMFでピント合わせようとしたのですが、ぶれてなかなか合わせられませんでした。 もちろん手持ちで(笑)

その4 アイセンサー、これはいいと思いますね。 ただOM−Dにタッチパネルは必要なんでしょうか?

実際、手にとって見ると欲しくなるんだろうな。

Posted by コツメカワウソ at 2012年03月21日 19:26
コツメカワウソさん、ありがとうございます。
その1も含め、店頭に並んだら是非EVFを筆頭にご確認ください!欲しくなるかもしれませんねー。
Posted by kassy at 2012年03月22日 22:58
OM-Dちょうど先ほど届きました。

早速いろいろ試してみます。

楽しみです

それとOVFになれているので
個人的にはEVF(VF3使用中)に
ついては粗ばかり目についてしまって
いたのですが
優れている点も教えていただいたので
その点大変勉強になりました
道具の進化についていけるよう
OM−DのEVFで少しでも
私の目がなれれると良いのですが。。。

Posted by ダルタニアン at 2012年03月31日 09:33
本日発売のE-M5が来ました。がしかし、機能が多すぎまして覚えるのが大変です。良く出来たカメラですね!!撮影機能の記事を楽しみにしております。
Posted by 内山 捷治 at 2012年03月31日 18:16
こんにちは

デオデオさんのカメラ教室からたどり着きました。
どれも満席で。。。。。
PENを購入してまだ使いこなせていません。
どちらかお教室を、されているところが、他にありますか。
Posted by paru at 2012年04月03日 12:59
ダルタニアンさん、ありがとうございます。
確かにOVFとEVFとでは見え方が違いますし
OVFに慣れていると違和感もあると思いますが
良いところを撮影にも活かしていただけると
嬉しいです。
Posted by kassy at 2012年04月03日 20:58
内山様
いつもありがとうございます。
かなり多機能ですけど、使い慣れると便利な
機能が多いです。少しずつでもご紹介できればと
思っております。
Posted by kassy at 2012年04月03日 21:00
paruさん、コメントありがとうございます。
5月の宮島はまだ若干空いているようです。
広島ではここのみで、私はこの宮島までですが、
6月からは別の講師が引き続き講座を担当いたします。
Posted by kassy at 2012年04月03日 21:05
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