2011年06月30日

アートフィルターで絞りやシャッター速度を変える

アートフィルターは手軽にシャッターを押すだけでいい感じに仕上げてくれる楽しい機能ですが、同時に、露出やホワイトバランス、アスペクトなどを変えるとより個性的な表現ができるということを記事にしてきました。アートフィルターの場合は基本的にはプログラムオートなので、絞りもシャッター速度もカメラ任せ出しか撮れないと思っている方も多いと思います。でも実はカメラが決めた値から、絞りとシャッター速度の組み合わせを変えることができます。気になる方は続きをどうぞ。
 

絞りとシャッタースピードといわれてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれないので、何が変わるのかをまず最初に簡単に補足を。

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絞りとはレンズから入ってくる光の穴を大きくしたり小さくしたりする機構のことで、オートで撮影している場合、この絞りの値が変わると、ひとつはシャッター速度が変わります。同じ明るさの写真を撮ろうとした場合、穴が大きく、一度に光が入ればすぐに光がたまるのでシャッター速度は速くなり、絞りを絞って光の通る穴を小さくすれば光がたまるのに時間がかかるのでシャッターを開けている時間が長くなります(シャッター速度が遅くなる)このあたりはまた別の機会に図を入れながら解説したいところですが、もうひとつ違う効果があります。

絞りを開ける=カメラではF3.5などF+数値で表示され、F値を小さくすることを言います
絞りを絞る=F値を大きくすることを言います

絞りの開け具合でもうひとつの効果とは「背景のボケ具合」です。
絞りを開ける=F値を小さく・・・ピントをあわせた前後のボケは大きく
絞りを絞る=F値を大きく・・・ピントをあわせた前後のボケは小さく(手前から奥までくっきり)

絞り優先オート:モードダイヤル「A」を使うと絞り(F値)を自分で決めることができるので、ボケ具合をコントロールできます。

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やり方:その1 仕上がりモードをアートフィルターにする

E-5やE-PL2以降の機種はこのAモードを使いながら仕上がりモードでアートフィルターを選ぶことができます。つまり絞りを自在に設定しながらアートフィルターが使えるということです。
ライブコントロールの画面(仕上がりモードは筆のようなアイコン。初期設定はNatural)
P6303011.jpg

スーパーコンパネの画面
P6303012.jpg


仕上がりモードでアートフィルターを選んだ状態でFの数字が小さくすればボケが大きくなり、同時にシャッター速度も速くなります。逆にFの数字を大きくすると奥までくっきり写り、シャッター速度が遅くなってぶれやすくもなるので注意しましょう。


やり方:その2 プログラムシフトを使う
上記以前の機種でも「プログラムシフト」を使えば絞りとシャッター速度の組み合わせをシフトする(=変える)ことができます。

操作は至って簡単。
1.まずはモードダイヤルをARTにし、お好みのアートフィルターを選びます。

2.1)P1、P2、P3の場合

サブダイヤルを右に回すとF値は小さく(シャッター速度は速く)、左に回すとF値は大きく(シャッター速度は遅く)。(何回か回さないと数値が変わらない場合もあります。どんなに回しても変わらなければ最小(または最大)値が選択されているということです)
*Aモードと回す方向が違うのは「シャッター速度」を基準にしているためです。(Sモードの場合は同じ方向)
P6303004.jpg

2)PL1、PL1s、PL2、PL3、PM1の場合
十字ボタンの上「露出補正ボタン」を押した後、下を押すとF値は小さく、上を押すとF値は大きく(シャッター速度の関係などは1)と同じです)。このとき十字ボタンの左右を押すと露出補正(明るさの調整)になります。

PL1、PL1sの背面
P6303014.jpg

PL2の背面
P6303005.jpg

E-5やE-620、E-30はP1と同じくコントロールダイヤルで操作が可能です。

プログラムシフトなので、通常はダイヤル「P」の時に使うのですが、ARTでも同様なことができるというわけです。
P6303009.jpg
PL2はカメラが決めた組み合わせ=Pからシフト=sしているよということを表示してくれています
P6303006.jpg

ただ、あくまで組み合わせをシフトしただけなので、絞り優先のようにF値が固定されるわけではありません。カメラを向ける方向の明るさによって変動します。

しかし、これを知っていれば日中明るいところでカメラ任せだとある程度絞られてしまいますが、F値を小さくして背景をぼかしたアートフィルターにしたり、風景をアートフィルターで撮影するときに絞って撮りたいときも調整が可能です。

もちろん、動きを表現する場合も同様で、動いているものを止めて撮るか、ぶらして撮るかをアートフィルターと組み合わせて使うこともできます。

これでまた、表現の幅が広がりそうですか?^^

絞りとシャッター速度の関係がよくわからない、もう少し詳しくという方はお気軽にコメント下さい!

今回も是非アンケートにご協力を!





posted by kassy at 01:46| Comment(2) | アートフィルター関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こちらでは初コメントかもしれません。こういう事が知りたかった、非常にためになる記事ですね。明るさによって変動することや、ボカし具合などは実際に何度も撮らないと掴めないのかもしれませんが、色々やってみます。またの機会にもう少し詳しくお願いします(笑)
Posted by Reico at 2011年07月06日 10:13
Reicoさん、お役にたてたようでなによりです。実際にやってみないとピンとこないことが多いと思います。是非いろいろお試しくださいね。
Posted by kassy at 2011年07月06日 11:33
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