2010年07月22日

日中シンクロの注意点

日中明るいところでフラッシュを発光させることを日中シンクロといいますが、その利点のひとつは前回の記事で紹介しました。ただ、これを使う場合知っていて欲しいことがあります。結論から言うと、内容がよく理解できなくても、このモードにすればよいということなのですが・・・
気になる方や、日中フラッシュたいたら明るすぎて白っぽくなってしまった経験のある方は続きをどうぞ。 
 
 
絞り優先オートという撮影モードがあります。絞りを自分で調整し、シャッター速度はカメラにお任せというモード。主に背景のボケ具合を自分でコントロールしたい場合によく使われますのでお使いの方も多いと思います。

例えば人物撮影などは背景をぼかしたいので絞りを開けたりしますが、この絞り優先オートで日中シンクロ(明るいところでのフラッシュ強制発光)を使って撮影すると、露出オーバーの白っぽい写真になってしまうことがあります。

P7077576.jpg
絞り優先オート
絞りF4.2 シャッター速度1/160 ISO200
フラッシュ 強制発光

顔をフラッシュで明るくしたかっただけなのに・・・
露出補正しているわけでもないのに・・・なぜ?
と思われた方もいるかもしれません。

これはフラッシュを使ったときのシャッター速度制限のために起こります。
いわゆる「同調速度」というものです。シャッターはある速度以上になると「全開」できなくなります。高速シャッターの場合はどうなっているかというと先幕・後幕と呼ばれる2枚のシャッター幕がスリット状で上から下へ走ることで擬似的にシャッター速度を速くしています。シャッター速度が速くなるほどスリットの幅が狭くなります。

このあたりのことはこちらのwebサイトでアニメ入りでわかりやすく解説されているので興味のある方はご覧ください。

フラッシュの光はシャッター速度よりもはるかに短い時間になるので、「全開」していない状態(スリット状)の場合、シャッター幕の影が写ってしまうため、フラッシュを使った場合はそれを回避するために「全開」できるシャッター速度までに制限されます。その速度はカメラによって異なりますが、E-3/E-30/E-5/E-M5で1/250秒、E-420/520/620、E-P1/P2/P3は1/180秒、E-PL、E-PMシリーズは1/160秒。これ以上のシャッター速度には上がりません。

絞り優先オートの場合絞りを固定しているので、光の調整はシャッター速度での調整になりますが、フラッシュを使った場合、本当はもっと速いシャッター速度にしないと適正な明るさにならないのに、1/180や1/160などの制限以上に速くできないので、結果的に光が多すぎて先の写真のように露出オーバーになってしまうというわけです。

そんなときは、
1.シャッター速度優先オート「S」モードで制限速度に設定して撮るか
2.プログラムオートで撮る
おすすめなのは簡単な2のほうでしょうか。

上記方法で撮り直したのがこちら
P7077567.jpg

では、絞りを開けてフラッシュ撮影はできないのか?というとフラッシュによっては「FP」発光機能が付いているものがあります。これは、断続的に光を連続発光することで、スリット状に動いているシャッターに光を当て続けることでシャッター幕の影が写らなくなる仕組みです。ポートレートで背景をぼかしつつキャッチライトを入れたりすることも可能。対応フラッシュはFL-50RとFL-36R、FL-600Rがあります。

ということで今回も
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posted by kassy at 15:46| Comment(0) | 撮影実践編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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