2010年05月05日

50mmマクロと35mmマクロの違いPart1

ZUIKO DIGITAL レンズには50mmF2.0と35mmF3.5マクロがあります。どちらのレンズのほうが被写体を大きく撮れるの?どちらのほうが背景を大きくぼかせるの?と聞かれたら、どちらなのでしょう?答えはケースバイケースということになります。その辺詳しく知りたいという方、説明部分はちょっと難しくなるかもしれませんが・・・続きをどうぞ。
 
 
50mmマクロのほうが価格も高く、写りもシャープで良いレンズであることは間違いないですが、撮影倍率は35mmマクロの方が高く、軽くて手ごろな価格ということもあり、こちらを選択しても決して悪くありません。でも、どちらを選べばよいのか、どう違うのか、最初はわからない方も多いと思います。

今回のPart1では、
「50mmマクロと35mmマクロ、どちらが大きく撮れるか?」
被写体を写せる大きさについて、被写体との撮影距離との関係で違いを見ていきます。

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焦点距離について:
そのレンズで被写体がどのくらいの大きさで撮影できるかを考えるときに目安にするのがレンズの焦点距離になります。レンズの型番にもなっている何mmという数字がその焦点距離です。焦点距離が長いほど遠くのものが大きく撮れると同時に写る範囲(画角)が狭くなります。フォーサーズ・マイクロフォーサーズとも、35mmフィルムレンズに換算すると2倍相当の画角になる。35mmレンズは35mmフィルム(ややこしいが、35mmフィルムの35mmは焦点距離とは違います。35mmフィルムとは昔の一般的なフィルムの事を指します。)換算で70mm相当、50mmは100mm相当。焦点距離の詳細はまた別な機会に譲るとして、とにかく数字が大きいほうが被写体が大きく写るということです。
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まずはカタログスペックの抜粋比較ご覧下さい。スペック上の違いはこのようになります。興味のある方はクリックで拡大。
20100505005.jpg



マクロレンズは接写専用と思われる方もいるかもしれませんが、普通に風景やポートレートも撮影できます。なので、焦点距離から言うと通常撮影の場合、50mmマクロのほうが大きく撮れることになります。
20100505006.jpg

ではいわゆるマクロ撮影ではどう変わるのでしょうか。ありがちな距離ということで被写体まで30cm程度の場合の比較がこちら。50mmマクロのほうが大きく撮れます。
20100505007.jpg

同じ距離から比較すると50mmマクロのほうが大きく撮れるのは上の写真の通りですが、ではちょっと見方を変えて、35mmマクロで50mmマクロと同じ大きさで撮るには・・・より被写体に近づく必要があります。どのくらい近づかねばならないか試したのがこちら。
20100505103.jpg
50mmマクロの場合、ある程度距離を置きながら大きく撮影できるというのが利点でもあります。花の撮影などの場合、花壇の中など近寄れない場合が多いので50mmマクロのほうが使い勝手は良いといえます。

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同様の比較ですが、50mmマクロで最大の倍率になる、最短撮影距離24cmでの比較。まずは被写体と24cmの距離での50mmマクロと35mmマクロとの撮影できる大きさの比較。わずか6cm接近しただけで50mmマクロは格段に大きくなりました。(被写体との距離はレンズ先端からではなく撮像面から
20100505008.jpg
この大きさが50mmマクロで撮影できる最大の大きさ。
ここまでは50mmマクロのほうが大きく撮れますが、50mmマクロはこれ以上接近するとピントが合いません。

それに対し、35mmマクロの最短撮影距離はもっと短いです。より近づくことで50mmマクロと同じ大きさで撮影することは可能です。50mmマクロと同じ大きさで写そうとするとこれだけ近づく必要があります。
20100505004.jpg

しかし、35mmマクロの真骨頂はここからで、最短撮影距離は14.6cm。更に寄ることで50mmマクロよりもより大きく撮影が可能なんです。
20100505002.jpg

50mmマクロと35mmマクロ、どちらが大きく撮れるか?
まとめると
・通常の撮影では焦点距離が長い50mmマクロのほうが大きく撮れます。
・マクロ撮影時でも、被写体との距離24cm(50mmマクロの最短撮影距離)では50mmマクロの方が大きく撮れます。
・しかし、それ以上の接写が可能な場合、被写体により近づくことで35mmマクロのほうが大きく撮影する能力があります。

おもいっきり寄れる状況であれば35mmマクロのほうが撮影倍率が高くなりますが、ちょっと離れたところからできるだけ大きく撮るのであれば50mmマクロということになります。

Part2ではどちらのレンズが背景をよりぼかせるか?
について掲載予定。

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ちなみに中間リングEX-25を50mmマクロレンズとボディーの間に入れることで、50mmマクロの撮影倍率を35mmマクロと同じにすることができます。テレコンを使う手もあります。

ということで、ということで、今回もアンケートにご協力を!

posted by kassy at 20:58| Comment(2) | 撮影実践編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄く良くわかりました
昨日 PCでマクロレンズの事を検索していました

飛ぶ虫を撮影するには 距離が大きいい方がいいし
花だとかは 小さくてもいいですね
結局…沢山欲しくなりますね〜

先生のブログは お勉強になります
こんな事聞いてはいけないのかもしれませんが
Penの単焦点レンズにクローズアップレンズの様なものを付けるとマクロ風になると言う物を見つけましたが これはどうですか?
お花 お料理等を  を撮影したく 軽く安く… ^^:と 思いました 私のブログのアリなどは写せないですかね?
Posted by 空 at 2010年05月18日 09:45
クローズアップレンズは気軽にマクロ的に撮影ができるので面白いと思います。ただ、決まった距離だけしかピントが合わないので、遠くを写す際は都度外す必要があります。NO.が大きいのを選ぶと倍率も上がりますが、撮影は難しくなります。蟻の写真も簡単ではありませんが撮れるかと思います。
Posted by kassy at 2010年05月19日 00:15
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