2010年04月24日

実践編〜マクロレンズで花撮影

撮り方はいろいろあるので一例として参考になればと思います。マクロレンズで接写しようとしたときに、なかなかピントが合わない、ギーガーギーガーレンズが動いた挙句に結局ピントが合わないなどの経験はありませんか?あるあるという方、続きをどうぞ。マクロレンズは接写専用と思っている方もいらっしゃると思いますが、普通に風景も撮れるし、特にポートレートなどに使われることも多いので、使い道はいろいろあります。

接写以外で普通に撮影するときにはピントがなかなか合わないということはあまり無いと思いますが、接写になると途端にギーコーと音を立てて迷いだすという経験をお持ちの方も多いと思います。

背景のぼかし方でも触れましたが、被写体に近づくほど被写界深度(ピントが合って見える奥行き)は浅くなります。つまりそれだけピント合わせがシビアになるわけですが、手持ち撮影の場合、自分が完全にじっと止まってカメラ位置を固定して撮影するのは案外難しいんです。自分では止まっているつもりでも、場合によっては1mm以下の範囲でピントあわせをする接写では、わずかにカメラが動くだけでピントがずれてしまいます。つまり、自分が動いてしまっている限り、カメラはピントを合わせようと必死にレンズを動かしているわけです。

そんなときの解決方法は2つ。
<1>カメラを三脚に固定する。
風などで被写体が動く恐れはありますが、少なくともカメラは固定されるのでピントは合いやすくなります。狙いのところにカメラを設置するには時間もかかり、機動性には欠けますが、一度設置してしまえば撮影は格段に楽になるし、絞りを絞り込んで被写界深度を深くした場合でもカメラぶれしにくくなります。花を撮影する人が、三脚を使うのはこのためです。花を撮るなら三脚はローポジションになる(足が開く)仕様のものがおすすめです。

撮影場面を上から見たところ。足が大きく開いてローポジションになっています。
100424001.jpg

別な三脚だが、横から見るとこんな感じ。もっと低くもできます。
(このときの装着レンズは望遠レンズになっています)
P3300018.jpg

<2>MFで撮影する
AFだと自分が動くことでピントが外れてしまうわけですが、ならばいっそのことMFにし、積極的に自分が動くという方法もあります。多少の慣れも必要かもしれませんが、こちらのほうが自由度も高いし、「自分で撮ってる感」もあるし、結構楽しいです。特に花の場合、「シベ」にピントを合わせる場合が多く、ピンポイントになるのでAFがより難しくなります。

ファインダーで撮る場合は視度調節が重要になります。日差しの強さにもよるでしょうが、液晶モニターでもある程度確認できます。撮影の手順は

1>フォーカスリングを回しマクロレンズのレンズを繰り出し撮影する大きさを決めます。
35mmマクロの場合は撮影倍率が書いてあります。
100424002.jpg

クリックして拡大してご覧ください
100424004.jpg
50mmマクロには倍率は書いていませんが、最大に繰り出した状態で1/2倍。上の図でピンクの部分に相当します。

70-300mmのレンズもMF撮影時には最短撮影距離が96cmになり、最大1/2倍まで大きく撮れます。50mmマクロの倍率と同じです。
100424003.jpg

2>ファインダーまたは液晶を見ながら動き、ピントが合う位置に来た瞬間にシャッターを押します。

ただ、シャッターを押してから撮影できるまでのタイムラグはファインダー→PEN→一眼レフ機のライブビューの順番で長くなるので注意が必要です。

一発で決めるのは難しいので何枚も押さえて置いたほうがよいです。もちろん拡大再生で確認も必要です。

どんな場合におすすめか。例えば
1)AF点にピントを合わせたい点が異なる場合。
図がわかりにくくて恐縮ですが、AFロックという手法でAF点とピントを合わせたい点をあわせた後にカメラを動かして構図を整えると、接写になるほど「コサイン誤差」が生じ、ピントがずれてしまう場合があります。
(黒が被写体までの実際の距離。赤はAFロックのためにカメラを振ることにより、実際よりも距離が長くなっている)
100424005.jpg
MFで合わせればその可能性も無くなります。

2)画面の複数の箇所に「面」的に合わせたい場合

おしべ1ヵ所に合っているますが、
P4207834.jpg

できるだけ多くの箇所のピントを合わせたい場合。
どのしべにも同じ距離になるような面を探しながらカメラを動かし
シャッターを押します。AFではなかなか難しい撮影です。
P4207841.jpg

MF MODE3にしておくと、AFが使いたいときだけAFLボタンでAFが
使えるので便利です。

今回も右のアンケート是非ご協力を。
posted by kassy at 02:00| Comment(0) | 撮影実践編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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