2009年12月29日

トーンカーブ

明るさをPCで調整する場合「明るさ・コントラスト」調整やフォトショップエレメンツなどでは「レベル補正」、そして「トーンカーブ」など、いろいろなアプローチがあり、やっていることは同じだが、もっとも自在に細かく操作できるのがトーンカーブだ。実はこのトーンカーブ、フォトショップでもエレメンツには搭載されてなく、CSなどの高いソフトでしか使えないのだが、なんと無料のオリンパスマスターとその後継ソフト、OLYMPUS Viewer2に搭載されている。使ってみたい方は続きをどうぞ。
 

 
オリンパスマスター2での説明になるが、「編集」をクリックし、「トーンカーブ」を選択。
(画像はクリックで拡大)
2009122801.jpg

まずはトーンカーブの見方だが、ヒストグラムが表示され、斜め45度に線が引かれている。この線を動かすことで様々な調整ができる。
基本的に左上に上げれば明るく、右下に下げれば暗く調整される。線は曲線として「弧」を描く。

2009122803a.jpg

【例1:明るさの調整】

例えば中間部を明るくする場合、45度の線の真ん中を左上に上げるとこのようになる。この場合、ハイライト部(最も明るい部分)やシャドウ部(最も暗い部分)はあまり変わらず、中間域を明るくしているので、白飛びや黒つぶれの影響が少なく済む。
2009122804.jpg

グラフ部分を拡大すると、調整前は当然中間部は横軸・縦軸ともに同じ明るさだが、調整後は中間部よりも上に移動している。(つまり明るく調整されている)
2009122805.jpg
ちなみにフォトショップエレメンツなどにあるレベル補正では中間部のスライダーを左にスライドするのに近い。トーンカーブの場合は任意の場所を動かせるので、より調整範囲が広い。
2009122806.jpg

「明るさ・コントラスト」調整の明るさや、RAW現像での「露出補正」は全体の明るさを動かすので、ハイライト部もシャドウ部も中間部も同じ量が補正される。そこが大きな違いだ。

逆に中間部を暗くしたければ右下に移動すればよい。
2009122807.jpg

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【例2:ダイナミックレンジの有効活用】
先ほどの写真のヒストグラムを見ると、山が中央に寄っており、ハイライト部、シャドウ部ともにまだ余裕がある。この開いている部分を使うことでカメラが再現できる領域をいっぱいに使い、コントラストをつけることができる。

グラフの一番右上をつかみ、開いている部分をつめる。そうすることで、写真の一番明るい部分を再現できる最も明るいところまで引き上げることになる。2009122808.jpg
クリックを離すとヒストグラムが修正後のものになる。写真が明るくなり、山の裾野が広がっているのがわかる。
2009122809.jpg

シャドウ部も若干あいているので同様につめるとメリハリのある写真になった。
2009122810.jpg

同様にレベル補正の場合はハイライト部とシャドウ部のスライダーをつめるのにあたる。
2009122811.jpg

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【例3:コントラスト調整】

コントラストとは明暗差の調整。コントラストを強くするには明るいところをより明るく、暗いところをより暗くする。

トーンカーブの場合、調整できる点は1点ではなく複数点くさびのように打つことができる。
コントラストを強めるには「S字カーブ」明るい部分を上げ、暗い部分を下げる。
2009122812.jpg

コントラストを弱めるには「逆S字カーブ」明るい部分を下げ、暗い部分を上げる。この例のみ違う写真を使うが、晴天の日差しが強い日やこのような木陰でコントラストが強い場合、見た目以上にコントラストが強くなる。そんなときに逆S字を使うことで見た目に近づけることができる。
アートフィルターのライトトーンもこんな感じだ。
2009122813.jpg

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ちなみに最初の写真はこんな風にしてみた。
1.ハイライト部をつめ
2.コントラストをつける
3.但し、シャドー部は落とさず、ハイライト補正で上がった部分を戻す程度
2009122814.jpg

くさび(点)はほぼ無数に打つことができるので、ストッパーとして打っておくこともできる。
打った点を消すには、ドラッグしてグラフの外に持っていき、離せばよい。

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【その他】
白飛びしてしまった部分は階調は一定ではあるが、とりあえず可変領域に戻しておきたい。イルミネーションのハイライト部分が白飛びしているこの写真
2009122915.jpg

そんなときはハイライト部分の角をちょっと下にしてからコントラスト調整をしてみた。
2009122916.jpg

というように様々な使い方ができる。
是非お試しを!

今回も右のアンケートにご協力いただけるとありがたいです。
posted by kassy at 00:35| Comment(0) | ソフトウェア/画像編集/RAW現像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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