2009年05月08日

AEL/AFLモード: mode3

ファインダーの右横にあるAEL/AFLボタン(OLYMPUS PEN の場合はFnボタンに機能を割り当てる機種が多いです)。皆さんは普段このボタンをお使いでしょうか?実はこのボタン、初期設定ではAEL(明るさのロック)ですが、メニューからの設定で場合によってはもっと便利に使えるボタンなので紹介させていただきます。事前に「測光」の記事をお読みいただくとさらにわかりやすいかと思います。ということで続きをどうぞ。
 
 
まずAEL/AFL
ボタンの位置ですがこちらがそのボタン。e-620_b.jpg

PENではE-P1/P2には同様のボタンがありましたが、その後の
機種ではFnボタンにこの機能を割り当てる必要があります。

ーーーーーーーーーーーーー
AEL/AFLボタンがないPENはこちらで設定します。
(E-PM1にはFnボタンがないため設定できません)
メニュー→歯車のカスタムメニュー(表示されていない場合はスパナから表示設定をonに(やり方はこちらの記事の前半にあります))
→B:ボタン/ダイヤル
P1090077.jpg

ボタン機能
P1090078.jpg

Fnボタン機能(E-P3はFn1)
P1090079.jpg

AEL/AFLを選択
P1090080.jpg
メニューボタンで戻って以下の手順へ

ーーーーーーーーーーーー

メニューからこのボタンとシャッター半押しとの関係を変えることができます。
この画面はない機種もありますが、その場合はスパナ1に入っています。
(写真はE-620のメニュー画面ですが基本は同じです)
090212-001.JPG

090212-013.JPG

AFモード別に設定ができます。通常よく使うのはS-AFだと思うのでそのモードで解説していきます。
090212-014.JPG

初期設定はmode1。半押しでピントと明るさ(AFとAE)をロックし、全押しで露出。
AEL/AFLボタンはAELの役割。通常はこれで使っている方がほとんどだと思います。
090212-015.JPG

mode2。半押しではAF(ピント)だけロックされ、AE(明るさ)はシャッターを全押ししたときの明るさで撮影されます。AEL/AFLボタンはAEL。
090212-016.JPG
用途についてはいろいろなケースがあるので一例として考えていただければと思いますが、例えばピントと明るさ(AFとAE)が同時に固定されると困る場合。ピントを合わせたい被写体が測距点上に無いときなど、一旦測距点上に被写体を持ってきて半押しし、半押しをキープしたまま構図を整え押し込む、AFロックというテクニックを使います。その場合半押ししたときの構図と撮影時の構図とで、背景の輝度差が大きく違う場合、mode1だと狙った明るさで撮れない場合があります。mode2であれば、半押し時にはピントしかロックせず、明るさは最終構図の際に決めてくれるため、狙った明るさで撮りやすくなります。mode1でこれを実現するには最初に最終構図でAEL/AFLボタンでAELをしておいてからAF測距点に被写体を持ってきてAFを合わせ、最終構図に戻す、というように最初に一手間増えてしまいます。mode2であれば最初のAELが不要になるということです。

また、別の例では被写体の明るさが周囲の影響で一定していない場合。例えば人物撮影の際に風などの影響で陰になったり日が当たったりと、タイミングによって明るさが変わる場合はmode2の方がおすすめです。ピントを合わせたときと、シャッターを切ったときとで被写体の明るさが変化している可能性があるからです。

では、いつもmode2でいいのでは?ということですが、mode2で困るケース一例を挙げるとすればスポット測光で中央部以外の特定の場所の明るさだけをしっかり出したいといった場合。まずは測光したい被写体を真ん中に持ってくる必要があります。
20091013002.jpg
ピントも同じ場所に合わせるということであれば、mode1では半押しで明るさ・ピント両方ロックされますが、mode2では先ほどのケースとは逆にAELをする必要があります。構図を戻した際にmode2だとシャッター全押しした時の真ん中を測光し直してしまうからです。
20091013001.jpg

今回最もお勧めしたいのはmode3である。中級者以上の方におすすめのモードです。
090212-017.JPG
このモードは半押しではAELのみでピント合わせをしません。ピント合わせをするときは親指でAFLボタンを押すので通称親指AFモードとも言われます。
慣れの問題もあるが慣れると案外便利。

例えば三脚で風景を撮影する場合、光の具合、風の具合、露出などで何枚か撮っておきたいのですが、カメラは固定しているのでAFは1回合わせればよいわけです。しかし、例えば花や稲穂など、風で揺れる被写体の場合、都度半押しでAFを取り直すとかえってわずらわしかったり、被写体の揺れでなかなか合わなかったりと、必要のないAF合わせに付き合わざるをえません。

夜景などを撮るときも、暗いとAFを合わせにくいので、撮影ごとにピントあわせの動作をされるとまた一からやり直しになります。そんなときも必要なときだけAFが使えるmode3がおすすめです。

マクロなどでも被写体によってはピントが合わせにくい。1回1回半押しするたびにAF動作しないで欲しいときもこのモードがおすすめ。

また、「置きピン」という手法があります。例えば運動会などで子供が走ってくるところを確実に捉えたい場合など、あらかじめここにきたらシャッターを押すというところにピントを合わせておいて、来たらシャッターを切るという撮り方。これもmode1や2だと、子供がその地点に来るまで半押しをキープしなければならず、指がつってしまいそうになりますが、mode3なら、親指AFで合わせておいて、子供が来たらシャッターを一気に全押しすればよいので待っている間が楽です。

ピントを合わせたいときだけ親指で合わせるmode3。このmode3、ぜひ一度試していただ蹴ればと思います。

但し、mode3にしていることを忘れると、ピントが合わない!壊れた!と勘違いしてしまうのでご注意を!

補足:
私の場合、MFをこのmode3にし、通常MFにしていまる。MF中にAFが使いたい場合、いちいちAFモードを切り替えなくても親指でAFしてくれるので便利。家族が使うときもあるので、S-AFはmode1、MFをmode3にしています。

ということで、今回もまたアンケートにご協力を!



posted by kassy at 14:30| Comment(7) | 便利な操作・設定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今まで、あまりAELを使ったことがなかったのですが、最近、明暗がある場面で使う機会がありました。
私は「mode1」にしているのでAELボタンを押しながらシャッターで撮っていました。
しかし、AEL/AFL MEMO機能があることに気づきました。これはmode1でもAELを1回押せば記憶してくれるものですよね?違いますか?

あとAEL測光モードは「スポット」と「中央重点」どれがいいのでしょうか?「オート」なんて設定もあって困惑します。

勝手で申し訳ないですが、この辺を記事にして頂けると嬉しいです。
Posted by コサ at 2009年07月17日 20:31
コサさん、ネタのご提供ありがとうございます。
AEL MEMOはその通りで指を離してもロックされています。(もう一度押すと解除)

AEL測光モードはどれがよいかは一概には言えませんが、測光のモードによる測光範囲は
http://kassy2009.seesaa.net/article/112479270.html
に掲載したとおりです。被写体や状況に応じて使い分けるということになると思います。例えばロックしたい測光範囲が小さければスポット、大きければ中央重点など。ただこの2つは画面の中央部を測光するのでロック時に画面中央にAELしたい被写体を持ってくる必要があります。「オート」は現在のカメラ設定での測光モードでAELするモードです。AELの設定をスポットにした場合、通常の半押し測光ではカメラ設定の測光(初期設定はESP)、AELの時はスポットと、測光の方法が変わりますが、オートにしておくと通常の測光がESPであれば、AELの時もその設定と同じESP測光で、通常設定がスポットならAELもスポットでロックされます。

機会があれば記事にさせていただきますね。ありがとうございます。
Posted by kassy at 2009年07月18日 00:07
なるほど「オート」はそういう意味だったんですね。
この辺もいい加減、使いこなしたいと思っています。ありがとうございました。
Posted by コサ at 2009年07月19日 00:56
kassyさん、こんばんは。昨年2月に福岡でのフォトルージュに参加したものです。あれ以来、写真を撮る楽しみがますます増しています。
ところで、質問です。最近親指AFということばを知り、どのようにするのか調べておりましたところ、こちらにたどり着きました。とてもわかりやすいkassyさんの説明のおかげで、さっそく数日前から使っています。とても便利です。ただ、ボタンの位置が遠いので、意識して指を伸ばさないといけません。いくつかのサイトでFnボタンに入れ替えることもできると読んだので試してみたいのですが、その方法が載っていないのでわかりません。
こちらの記事内に載っていればどの記事を読んだらよいのか教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。
Posted by sasakinouen at 2010年10月22日 20:04
sasakinouenさん、その節はお世話になりました。
さて、Fnボタンとの入れ替えですが、記事には書いて
いないのでここで説明させていただくと、
上記の手順でボタンダイヤルからAEL/AFLモードを通り過ぎて次のページまで十字ボタンの下を押して進んでいくとAFL⇔Fnがあるので、こちらをONに設定すれば官僚です。お試しくださいね!
Posted by kassy at 2010年10月23日 07:08
福岡でのE-5イベントでお忙しい時にお答えいただき、ありがとうございました。
さっそくカメラの設定を変更いたしました。
親指AF、とても便利な機能なのにあまり知られていないのが不思議です。私自身もこの夏初めて知りました。
カメラは相変わらずE-510を愛用中です。
kassyさんのいろんな記事を参考に楽しく撮りつづけたいと思っています。
Posted by sasakinouen at 2010年10月24日 12:51
sasakinouenさん、こちらこそありがとうございます。
親指AF便利ですが、半押しAFになれている方には
最初戸惑う方も多いようです。
慣れてしまえば便利ですけどね。
今後ともE-510かわいがってあげてください!
Posted by kassy at 2010年10月24日 22:23
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
QLOOKアクセス解析